□  ヨーグルト                                 平成14年7月15日



 健康快適住宅を目指しているからでもないが、安全で安心できるヨーグルトの取扱いを始めた。ヨーグルトの取扱いを建設会社で始めたからといって大きな変化がある訳でもないが、小さな積重ねが大切だ。

 建設会社の社員は学校を卒業して入社して、多少の個人差はあるが何年か経験をふむと技術者として1人前になる。この間数年間、知らないことづくしで現場対応は大変なものがある。上司の所長の指示をあおぎながら、働く作業員ともうまくやることが本当に大切だ。現場でものをつくり上げる能力は磨かれていく。現場の所長になった途端、権限は大きなものになる。所長の采配ですべて現場の人達が動いていく。ややもすると、建設会社の社員はものをつくり上げるだけの能力は向上するが、まわりに気配りをする配慮が足らないままに育ってしまう。

 病院設計のコンサルタント、プロジェクトマネージャーを10年前から立ち上げた人の話を先日聞いた。病院も今まででは院長先生の考えに基づいてマネージメントするだけで事足りていた。いきなり建築設計事務所が基本計画、実施設計の図面、着工、竣工のプロセスで済んでいたものが今は違う。いかにエンドユーザー、患者の側に立った病院経営、病院施設が大事かということだ。地域医療を的確にマーケットリサーチをしながら急性期の病院づくりをするか、介護型の病院にするか、設計前段階の必要性を把握した上でのビジネスとしてのマネージメントが要求される。患者にどういった治療をしているか、きちんと説明をすることが求められているように、患者の目線に立った病院のプロマネが大切だ。

 「いらっしゃいませ」「ありがとうございます」ヨーグルトを求めに訪れた人にこういった会話が出来ることが、小さな積重ねなのかもしれない。ワンコールできちんと名前を言って応対するやさしさも小さな積重ねの第1歩だ。現場でものづくりに励む技術者としての能力ももちろん大事だが、できあがった建築、土木構造物を利用するエンドユーザーに対してやさしい対応をいつも考えることによって、視点は変わるし効果は絶大になる。

(附)田園プラザ川場 飲むヨーグルト 150ml 100円  900ml 470円 (税込み)



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